Help:プロパティ
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このページの要点:
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プロパティは文のデータ値を記述し、例えばデータ値「青」に対する「色」のようにデータのカテゴリとみなすことができるものです。プロパティは値と組み合わせることで、ウィキデータにおける文を形成します。プロパティは修飾子でも使用されます。
ウィキデータには現在11,908のプロパティが存在します。
プロパティはウィキデータ上に自身のページがあり、項目に接続されることによって、繋がりのあるデータ構造をもたらします。
プロパティを理解する
プロパティはいくつかの点で項目に似ています。項目のように、各プロパティにはラベル、説明、別名があり、多言語で追加できます。プロパティはまた、そのプロパティの使い方に関する制約を含め、そのプロパティをより完全に記述する手助けとなる文を持ちます。
ラベル | 説明 | 別名 |
---|---|---|
occupation | occupation of a person | profession; job; work; career |
profession | métier ou occupation d'une personne | métier; occupation |
zawód | zawód osoby, zobacz także "dziedzina" | (none yet added) |
しかしながら、プロパティのページには他のウィキメディアプロジェクトへのサイトリンクや外部識別子のセクションはありません。
各プロパティにはデータ型があり、これはそのプロパティの文で許容される値の種類を定義します。
プロパティは、ある種類のエンティティを別の種類と関連付けることを目的としています。プロパティが使用されるべき項目の種類をdomain (Q112036279)と呼び、subject type constraint (Q21503250)を使って制約をかけることができます。項目のデータ型が「項目」の場合、プロパティの値となるべき項目の型はrange (Q112036270)と呼ばれ、value-type constraint (Q21510865)を使って制約をかけることができます。データ型が「項目」でない場合、プロパティが持つ値の型は、class of non-item property value (P10726)で指定することができます。
項目と同様に、プロパティにも一意な識別子があります。項目はQという接頭辞で始まりウィキデータの標準名前空間で見つけられますが、プロパティはPという接頭辞を持ち、プロパティ名前空間に保存されています。
探す
プロパティはproperties for this type (P1963)を使ってそれぞれのクラスで提案できます。例えばorganization (Q43229)は任意の組織に関連する全てのプロパティを一覧します。
既存プロパティの追加的な要約は統計を参照。
検索
プロパティを一覧できる外部ツールがいくつかあります。例えば、
一覧
- Special:AllPages/Property:(番号のアルファベット順の一覧)
- Special:ListProperties + データ型ごとのプロパティ一覧を取得
- Wikidata:List of properties
- Wikidata:Database reports/List of properties/Top100
- Wikidata:Database reports/List of properties/all
- Template:Property lists
プロパティの作成
新しいプロパティを作る前に、はじめにウィキデータ:プロパティの提案で議論して文書化しなければなりません。しばらく経って支持者がいて、反対者がいないかわずかな時は、そのプロパティはプロパティ作成者か 管理者によって作成されます ( プロパティ作成者の一覧参照)。 作成後、関連する文書が対応するプロパティの議論ページに移され、そこではプロパティの用法についてより議論を深めます。
プロパティを提案する際には、各プロパティは少なくとも100回以上は使われることが想定されるものであるべきであることを心に留めておいてください。もし提案されたプロパティがこの回数使われない場合は、たいていはウィキデータに追加すべきではありません(もちろん、このルールにも例外はあります)。
プロパティを提案するには、こちらをクリックして、トピックのカテゴリを選びます。青いボタンの「リクエストページを作成」をクリックして、提供されたテンプレートにできる限りの情報を入力します。適切なプロパティ名を英語で(これはラベルになります)、説明、データ種別、そしてこのプロパティを持つであろう項目の種別の例、そしてこのプロパティの使用例を含めることを忘れないでください。最初は全て正しくできなくても気にしないでください。そのために議論のプロセスがありますから。
もしあなたが特定の主題の事柄に対してプロパティ提案レベルの参加をすることに興味がある場合は、WikiProjectへの参加または作成を検討してください。これはウィキデータの特定の側面を改善するために一緒に作業したいと思っている貢献者たちのグループです。これらのグループは知識の特定のエリアのためのデータをベストに表現するにはどうしたらよいかということにしばしばフォーカスしています。
プロパティ作成者の役割についての詳しい情報は、Wikidata:プロパティ作成者#この権限の取得申請をご覧ください。プロパティ作成者への立候補は、Wikidata:Requests for permissions/Other rights#Property creatorをご覧ください。
プロパティを編集する
警告: プロパティを編集するには、承認された利用者か自動承認された利用者である必要があります。 |
プロパティのエンティティはラベル、説明と別名、文を持つ項目エンティティのように編集できます。
プロパティのラベル は利用者にとって項目を編集したり文を追加したりする時にどのプロパティを使うのが正しいのかが明らかであるようにするために、できる限り曖昧さを排除してください。プロパティは稀によく知られた概念に言及しますが、それらは特定の意味を持つウィキデータのより多くの構造物です。項目とは異なり、プロパティのラベルは一意でなければなりません。
プロパティの説明 はさほど厳密さとは関係ありませんが、プロパティの範囲と文脈についての十分な情報を提供して、利用者が付加的な支援を相談せずにプロパティの適切な用法を理解できるようにすべきです。
プロパティの別名 にはこのプロパティを参照するためのあらゆる代替手段を含めるべきです。
例:
- property: P161
- label: cast member
- description: actor performing live for a camera or audience
- aliases: film starring; actor; actress; starring
プロパティのラベル、説明、そして別名はプロパティ提案プロセスの間、コミュニティによって最初に議論されます。プロパティに対する主要な変更は最初にその議論ページで議論すべきです。
プロパティのデータタイプ変更の詳細はデータタイプの変更をご参照ください。
プロパティを削除する
あるプロパティをウィキデータから削除すべきだと考えるならば(例えば、別の使われているプロパティとの重複であれば)、削除依頼を作成する必要があるでしょう。そうするためにはWikidata:Properties for deletionに挙げられている手順に従ってください。
プロパティを使う
ウィキデータは整合性の上に寄って立っています。例えば全てのヒトは、政治家、芸術家、科学者であるかを問わず、現存するか歴史的な人物であるかに関わらず、空想上の人物であるか否かに関わらず、可能な限り共通のプロパティを持つべきです。もし自分が使っているプロパティがその文に最も適切であるかどうか自信が持てない場合は、そのプロパティの議論ページで相談したり、Wikidata:Project chatで質問したりしてください。現在ウィキデータがサポートする自動生成されたプロパティの一覧はここにあります。コミュニティが保守している一覧はWikidata:List of propertiesにあります。
プロパティ制約
Help:Property constraints portal参照。
双方向の関係性と階層
ウィキデータは自動的な双方向のリンクをサポートしていない(phabricator:T51165)ので、プロパティの中には2回追加・保守する必要があるものがあります。例えば、もしAの項目ページにおいてAがBの子であれば、Bの項目ページにおいてAの親としてのBの関係についても保守する必要があります。
一般的には、単純な階層のプロパティだけが文として記録されるべきです。例えば、child (P40)–father (P22) かつ/または mother (P25)といったプロパティは記録しますが、ひ孫–祖父母, いとこ–おば, いとこ–おじ,等といったプロパティは記録しません。そのような付加的な関係性は既存のデータから取り出すことができます。
プロパティの誤用
すべてのプロパティは、特定の目的のために作成されています。プロパティが、その使用方法についてのコンセンサスに反する方法で使用された場合、「プロパティの誤用」と呼ばれます。ウィキデータではプロパティの制約とエンティティスキーマによってプロパティの誤用に対処しようとしています。良い代替プロパティが存在しないためにプロパティの誤用が行われた場合、新しいプロパティが提案されることがあります。
よく使われるプロパティ
科学的なタクソノミー、管理部分、情報源、ウィキメディアコモンズのファイル等に関連するプロパティ使用のガイドラインと例はHelp:Frequently used propertiesを参照してください。
関連項目
関連するヘルプのページは以下を参照:
- Help:Frequently used properties, 特定のプロパティを使う場合のヘルプ
- Help:Basic membership properties, 次の重要な3プロパティの詳細な説明: instance of (P31), subclass of (P279) 及び part of (P361)
- Wikidata:List of properties, コミュニティが保守しているウィキデータプロパティの一覧 - Special:AllPages/Property:, 全てのプロパティを表示する特別ページ
- Help:Statements、文の解説と従うべき規則について
- Help:Qualifiers、修飾子の解説と従うべき規則について
- Help:Items、項目の解説と従うべき規則について
- Wikidata:Property proposal, 新しいプロパティを作成前に議論する - Wikidata:Properties for deletion 削除するプロパティを洗い出す
- Wikidata:Property creators, プロパティを技術的に作成できる許可を得ている利用者用
- Wikidata:WikiProjects, 特定のトピックやドメインの表現や網羅率の改善に協力する利用者の一覧
- Wikidata:Relation between properties in RDF and in Wikidata
- Wikidata:WikiProject Ontology
- Wikidata:Identifiers ウィキデータ内の識別子全般と特別な識別子プロパティ
- Wikidata:WikiProject Properties
- MediaWiki:Wikibase-SortedProperties 項目でプロパティを表示する順序を制御する
追加情報と手引きは以下を参照:
- 井戸端 - ウィキデータに関する、あらゆる事項についての議論
- Wikidata:Glossary - ここや他のヘルプページで使用されている用語の用語集
- Help:FAQ - よくある質問と、ウィキデータ・コミュニティによる回答
- Help:Contents - ウィキデータに関する解説を集めたヘルプ・ポータル